子なし駐妻の徒然草

カリフォルニアで暮らす子なし駐妻の日々の記録

妊活という縛りから解き放たれた今

私のつたないブログを見てくださり、ありがとうございます。


最後の胚盤胞移植が化学流産になり、アメリカでの妊活に終止符を打った私。
今までは「いつか妊娠したら…」みたいな希望的観測で


「今のうちに旅行に行こう!」
「今のうちにお金を貯めよう!」
「今のうちに遊びまくろう!」


なんて思っていましたが
妊活を終えた私は今、


人生で最も自由な時間を手に入れた
(かもしれない)


1カ月前、化学流産の結果に泣き崩れ
ずぶずぶの沼に落ちていた自分を救ってくれたのは、
判定日の2日前に、今後の人生プランを書き出した1枚のルーズリーフだった。


書いたのは
「陽性だった場合」
「陰性だった場合」
それぞれの今後の過ごし方を箇条書きにしていった。


●陽性だった場合
・栄養バランスの取れた食事をとる
・無理をしない



●陰性だった場合
・眉毛のマイクロブレーディングをする
・旅行に行きまくる
・バイトを頑張ってお金を貯める
・ハロウィンイベントに参加する
・アメリカ生活を満喫する



<今の自分について>
夫との関係→良好
身体→健康
お金→順調に貯まっている
仕事→バイトは順調、日本で仕事を探す必要あり


一番大事なこと:夫と毎日仲良く、健康に過ごす!!


こんな風に書いていた。


自分で書いたからか、冷静になって見返すと
「あ、私まだまだ大丈夫かも!」
と思える内容だった。


妊活に専念している時は、どうしても「妊娠・出産」がゴールになって
そこに向かってがむしゃらに走り続けていたけど
どのような結果になっても、夫との毎日は変わらず続いていく。


もし、優先事項を1つしか挙げられないとしたら
私の最優先事項は「夫との関係性」だ。
結婚して5年目になるけど、
私は本当に夫が好きで、この人と結婚できたことは、
私にとって人生の最大のプレゼントだと、心から思っている。


ルーズリーフにも書いていたけど
「夫との関係」に関しては、花丸だと思う。
だから、「子供」以外の部分にフォーカスすれば
あれ?意外と私の人生、悪くないかも!と思えてきた。


私はいつも、誰かを羨ましがってばかりだった。
友人、芸能人、インフルエンサー
Instagramを開けば、まぶしすぎる世界が広がっていて
芸能人の妊娠報告のニュースを見るたび、打ちのめされて
自分が何も持っていないかのような気がした。


でも、地元の友人とLINE電話をしていた時、
「●●が本当に羨ましい」と言われて、
ちょっとびっくりした。
「え?私の生活のどこが?全然だよ!!
 私は〇〇(友人の名前)が羨ましいよ。
 可愛い子供も、優しい旦那さんもいて、私の理想の生活だよ!」
と私は答えたけど、友人はこう続けた。


「アメリカでちゃんと生活して、学校に行ったり、アルバイトをしたり
 毎日すごく充実してそうで、本当に羨ましい。
 旦那さんとも仲良しだし、旅行の話とか聞くと、
 いいな~!!ってめっちゃ思う。」


そう言われて、なんだか泣きそうになった。


妊活に足踏みして、女としての価値がない気がしていた私は
誰かにそうやって「羨ましい」と言われたことが
すごくすごく、嬉しかった。


誰かに羨ましがられたい訳ではないけど、
人を羨んでばかりの私は、自分を認めてもらえた気がして
少し気が楽になった。


相変わらず、SNSの投稿はキラキラした日常であふれているけど、
私の人生も、捨てた物じゃないよね。


今日もカリフォルニアはものすごく良い天気。
気が付けばもうすぐハロウィンだ!
残り僅かなアメリカ生活、思う存分楽しみます。