子なし駐妻の徒然草

カリフォルニアで暮らす子なし駐妻の日々の記録

アメリカでの不妊治療終了

久しぶりの更新になります。


最近色々ありすぎて、でも今の自分の気持ちを何かの形に残したくて。
久しぶりにブログを書こうと思いました。
もしかしたら、適切ではない表現があるかもしれません。
でも、あくまでも私の正直な気持ちを残したいので、
どうかご容赦ください。




先月、残っている胚盤胞を移植しました。
中々子宮内膜が厚くならなくて、キャンセルした周期もあったけど
漢方を飲んだり、鍼に通ったり、セルフお灸にもチャレンジして
自分なりにできることはやったつもりだった。


結局内膜はベストとまではいかずとも、血液検査でホルモンの数値も良く
エコーでもきれいに見えることから、「移植してみましょう!」と
クリニックからGOがでて、やっとお迎えすることができた。


でも、結果は化学流産。
着床はするのに、hcgが伸びなかった。
なんで私だけ?


正常胚で4AAで、採卵した年齢も今より2才も若かった。
正常胚が二つあれば、どちらかで妊娠できると信じていた。
自分は筋金入りの不妊なのだと、現実を突きつけられた気がした。


化学流産の結果を告げられた時、ものすごくショックで涙が止まらなかった。
周りの友人が二人目、三人目を妊娠しているのに
なんで私はそれさえも叶わないのだろうか。
女として失格だ…と自分を責めずにはいられなかった。


夫には
「悲しむ姿を見るのがつらい。●●(私の名前)がいてくれるだけで充分」
「今までよく頑張ったから、自分を責めないで欲しい」と言われました。
限られた友人にしか治療の事は話していなかったので
夫以外の誰かに話すこともなく、また日常生活が戻ってきました。


あれから1ヶ月がたち、少しずつ気持ちに変化が。
自分の人生は、自分だけの物。
子供がいなくても、これからも人生は続いていく。
私は妊娠したら、それがゴールだと思っていたけど
現実はそうではない。
もし、自分の子供に障害があったら…
産んだことを後悔する日もあるかもしれないし、
健康に生まれてきてくれたとしても、
夫との関係性が、大きく変化するかもしれない。


子供がいれば私の人生は100点なのか??
100点に近づくかもしれないけど、きっと悩み事も増えるだろう。
私にとって、今一番大切なのは
「夫とこれからも仲良く、毎日楽しく生活を続ける事」
大好きな夫がいて、健康で、自分の居場所がちゃんとある。
これだけでも充分幸せじゃない?


悲しんでも、時間はただ過ぎていくだけ。
不妊治療が終わった今、私には無限の可能性がある。


この状況をアメリカで迎えてよかったと、心から思っている。
周りの人はみんな外国人。
言葉が通じない、何を話しているか、
英語なのできちんとヒアリングできない。
だからこそ、他の人の目が全然気にならない。
そんな環境がなぜだかすごく、心地よかった。
カリフォルニアの青い空と、澄んだ空気は
傷ついた私の心にものすごく染みた。


「どうせなら、今しかできないことをやってみよう!」
「悲しんだり、落ち込んだりする時間がもったいない」


夫は来年日本に帰任になる予定だそう。
来年はもう一つ歳を重ねてしまうけど、まだ治療をあきらめたわけではない。
子供のいない人生のプランも考えつつ、
今は頑張った自分を甘やかして、褒めてあげたい。


限られたアメリカ生活を思う存分楽しむため
バイトを頑張ってお金を貯める!
夫と旅行に行きまくる!


気持ちの持ちようで、風向きも変わるはず。
大丈夫、私の人生はまだまだこれから。