子なし駐妻の徒然草

カリフォルニアで暮らす子なし駐妻の日々の記録

アメリカでバイトを始めた理由

こんにちは。
私のつたないブログを見てくださり、ありがとうございます。


アメリカに来て2年が過ぎたころ、私はアルバイトを始めました。
アルバイトを始めた理由は単純で「お金が欲しい」でした。


なぜなら


アメリカの不妊治療には莫大なお金がかかるから。


よく、アメリカで不妊治療している人のブログを見させていただくと、
「保険でカバーされた」いうケースが結構多いのですが、
我が家の保険は基本的な検査のみカバーされるプランだったので、
治療にかかる費用はほぼ全て実費。
夫のお給料はドルで支給されているので、
日本円に換算する必要はないのですが、
見積もりを見た時はあまりの金額に、頭を抱えました。。


夫は「好きなようにしたらいいよ」といってくれましたが、
毎日一生懸命働いている夫のお給料から、多額の治療費を出すことに
とても申し訳なさを感じていた私は
「自分で働いてお金を貯める!」という目標を立てて
バイトをすることを決意したのでした。


とはいえ、英語レベルは中学生程度で、まだまだビギナー。
こんな私を雇ってくれるのだろうか??
と不安な気持ちもありましたが、
友人の紹介から、日系レストランでサーバーとして勤務することになりました。
ちなみにお給料についても、日本とアメリカでは大きく違う部分があります。


私の勤務先は、お給料はチェック(小切手)でもらうのですが
いつも2枚チェックをもらっています。


1枚目は時給でのお給料
2枚目はチップのお給料です。


日本でバイトをしていると、基本的には時給のみですが、
ここはアメリカ。チップ制度があるため、2つお給料をもらえるような感覚です。
チップに関しては、各レストランによって取り分が異なります。


(ケース1)テーブル担当制の場合。
自分が担当したテーブルのチップを総取り。
基本的にオーダーや料理のサーブは担当したテーブルを中心に行う。


(ケース2)チップ分配制
テーブル担当はなく、チップの合算分をサーバー人数で分ける。
サーバー全員でお店全体のサービスを行う。


私の働くレストランは(ケース2)のパターン。
更に、キッチンとサーバーのチップの取り分は
8(サーバー):2(キッチン)と設定されているので
ホールが2名だった場合、1日の取り分は4分の1という計算になります。


チップはサーバーに対するサービスの評価でもあるので、
バイトを始めた頃は、お客様が帰った後、
レシートに記入されているチップを見るのがすごく怖かったです。
でも、経験を積むにつれて、
「自分のサービスが適切だったか」
「お客様に喜んでもらえたか」
を考えるようになり、頂いたチップをすぐ確認する様になりました。


バイトを始めて早1年半。
今の率直な感想はというと
バイト最高!働くってめっちゃ楽しい!!
です。


私のバイト先は、幸いなことにとっても人間関係が良かったのです。
オーナーもキッチンの方も、ホールのマネージャーも
本当に優しくて、良い人ばっかりでした。


バイト後に食べられる「賄い」も美味しくて
お金を稼ぎながら、気分転換もできて、ご飯も食べられる♪
私にとって欠かせない存在となったのでした。


もともと接客が大好きだった私は
「人に喜んでもらうことが大好き」だったので
サーバーは我ながらすごく向いてるなぁと思っています。


今やバイト先は私にとって第二の家。
バイト先のスタッフの方々は、私にとって第二の家族。(勝手に言ってますw)
みたいな存在で、できるだけ長く、バイトを続けていきたいな~と思っています。


ちなみに、そんな私の12月のお給料は

基本給:214.30ドル

チップ:560.15ドル

合計:774.45ドル(日本円で100300円)

でした。


この金額は週2~3回勤務、一日の勤務時間約4時間、最低賃金の結果です。
アメリカは月2回に分けて、お給料をくれるので、こちらは丁度半月分ですね。


こうやって日本円にすれば、結構もらってるような気がする!
でも、不妊治療の金額に比べたら…とほほ…って感じです。笑


治療を進めていくと、落ち込んだりすることも多いのですが、
バイトをしている間は「サーバーとしての自分」に切り替えができるので
バイト中は全く余計なことを考えなくてすむのです。
自分の気持ちと上手く付き合いながら、ガス抜きをできる場所として
これからもバイトを頑張っていきます。